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近年、「日本のランドセルが海外で話題になっている」とニュースなどで取り上げられることが多々あります。
海外のこども達の間で話題になっているのはもちろん、大人の間でも話題になっているようです。
そういったニュースを耳にすると気になってくるのが、海外でのランドセル事情について。
そこでこの記事では、海外のランドセル事情について詳しく紹介していきたいと思います。
海外の国々の通学カバンにはどういったものが利用されているのかや、なぜ日本のランドセルが人気を集めているのかについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
日本の小学生はランドセルが当たり前!海外では?
日本で小学校に持っていく通学カバンと言えばランドセルが一般的です。
高学年になってくるとリュックなどランドセル以外のカバンを通学用のカバンとして使い始める子もいますが、ほとんどの子が卒業までランドセルを使い続けるものです。
ただ、ランドセルは文化は日本独特の文化です。
海外のこども達が通学用に使用しているカバンはランドセルではありません。
では、海外の国々では、どういったカバンを通学用のカバンとして使用されているのでしょうか?
海外の国々のランドセル事情についてみていきましょう。
ヨーロッパの通学カバン事情
イギリスやイタリアなどヨーロッパの国々のこども達は、どういったカバンを通学用のカバンとして利用しているのでしょうか?
イギリス、イタリア、ドイツ、フランスの通学カバン事情について紹介していきます。
イギリス
ランドセルではないものの、イギリスには日本のランドセルのような通学用のカバンがあります。
それが「サッチェル」です。
サッチェルは小学生などの小さなお子さんが学校に通うときに持つ通学用のカバンです。
荷物はそれほど多く入るわけではありませんが、非常に機能的なカバンとなっています。
イタリア
イタリアにはイギリスのサッチェルのように定番となっている通学用のカバンがありません。
そのため、基本的にはどういったカバンを持っていってもいいというようになっていますが、レザーが使用された横長のリュックや手提げかばんが使用されることが多くなっています。
フランス
フランスでは、通学用のカバンとして「カンターブル」というカバンが使われています。
カンターブルは日本でいうランドセルのような立ち位置のカバンで、ほとんどの子がこのカンターブルを通学用のカバンとして使用しています。
形は横長の手提げタイプなっています。
ドイツ
ドイツにも「ランシェン」と呼ばれる、定番の通学用カバンがあります。
ランシェンは横長のカバンでカラーバリエーションが多いといった特徴を持っています。
北米地域の通学カバン事情
次に、北米地域の通学カバン事情についてみていきましょう。
アメリカやカナダなどの北米地域のこども達は、どういったカバンを通学用のカバンとして使っているのでしょうか?
アメリカ
アメリカは定番の通学カバンのない国です。
リュックや手提げなど各々自由にカバンを選んで持ってきますし、カバン自体を持ってこない子もたくさんいます。
アメリカでは教科書を持ち帰るような文化がないので、カバンはそれほど重要ではないと考えられているわけですね。
カナダ
アメリカの上に位置するカナダの通学カバン事情も、アメリカとほとんど変わりません。
リュックや手提げタイプのカバンを通学用のカバンとして持ってくる子が多いですし、カバンを使わない子もたくさんいます。
メキシコ
メキシコでは基本的に通学用のカバンを持ちません。
教科書を持っていったり持って帰ってきたりすることはありますが、カバンを使わず手に持って運びます。
中南米地域の通学カバン事情
次に、中南米地域の通学カバン事情についてみていきましょう。
ブラジルやアルゼンチンのこども達は、通学用のカバンとしてどういったカバンを利用しているのでしょうか?
ブラジル
ブラジルのこども達は手提げタイプのカバンを通学用のカバンとして使用する傾向にあります。
また、全ての学校がそうなっているというわけではありませんが、学校側が通学用のカバンを指定していることもあるようです。
アルゼンチン
アルゼンチンで使用される通学用のカバンも、手提げタイプのものがほとんどです。
ブラジルのように指定している学校はほとんどありませんが、手提げタイプのものが広く利用されています。
アジア地域の通学カバン事情
次に、アジア地域の通学カバン事情についてみていきましょう。
お隣の国である韓国や中国などの国々ではどういったカバンが使われているのでしょうか?
中国
中国では「ツーバオ」と呼ばれるカバンが通学用のカバンとして広く使用されています。
ショルダーバックのような形式をしていて、カラーバリエーションも豊富です。
韓国
韓国では日本のランドセルのようなデザインのカバンが通学用のカバンとして使われています。
日本のランドセルは海外での評価が高いって本当?海外での反応は?
冒頭でお伝えした通り、近年海外で日本のランドセルの評価が高まってきています。
では、なぜ最近になって日本のランドセルの評価が高まってきているのでしょうか?
日本のランドセルの人気が海外で高まってきている要因や、どういった人達が愛用しているのかについてみていきましょう。
海外でランドセルの人気に火がついた理由は?
実は日本のランドセルは、これまでも海外で密かに評価されていました。
有名なファッションブランドが日本のランドセルをモチーフとしたカバンを発表したこともあります。
ただ、その人気を決定づけたのが、海外セレブのズーイー・デシャネルさんの存在です。
彼女はハリウッドで活躍する有名セレブですが、そんな彼女がランドセルを背負って買い物を楽しんでいたところをパパラッチに撮影され、その写真が世界中に拡散されたことで海外でのランドセル人気がグッと高まりました。
海外ではおしゃれで機能的なアイテムとして大人が愛用していることも
では、海外ではどういった人達がランドセルを愛用しているかというと、こども達ではなく大人達の間での人気の方が高いと言えます。
ズーイー・デシャネルさんのようなおしゃれに敏感な大人達が、ランドセルの独特のデザイン性と機能性、また耐久性の高さや素材の良さなどに目をつけ、愛用しているわけですね。
日本国内では海外ブランドのランドセルも人気が高い
海外では日本のランドセルに対する評価が高まってきていますが、日本国内では、海外ブランドのランドセルを購入する人が増えてきています。
ランドセルも種類がかなり増え、有名なファッションブランドもランドセル商戦に参加するようになってきました。
それらのファッションブランドの中には、国内のブランドだけでなく海外のブランドもあります。
有名なブランドとしては、ラルフローレンやケイトスペードなどがあげられます。
そういったファッションブランドのランドセルはブランド自体のネームバリューもあって高価格帯のものがほとんどですが、デザイン性が高いため、年々注目度が高まってきています。
また、アディダスやナイキなどのスポーツブランドもブランドロゴをあしらったランドセルを製造・販売していますよ。
海外のランドセル事情についてのまとめ
海外ではどういったカバンが通学カバンとして使われているのかなど、海外の通学カバン事情について詳しく紹介してきました。
今回いくつかの国の通学カバン事情について紹介しましたが、やはり日本のランドセルはかなり機能的で優秀な通学カバンだということがわかってもらえたかと思います。
日本のランドセルは、こども達が小学校に通ってしっかりと学ぶために最適な通学カバンだと言えるでしょう。
それを裏付けるように、海外での評価も高まってきています。
今のところ大人たちがファッションアイテムとして楽しんでいる傾向が強いですが、子どもの通学用のカバンとしての人気も高まってきているので、これからますます人気が広まっていきそうだと言えますね。